令和6年12月18日

デンソーの考察

 

第2Qで大規模な自社株買いを発表したデンソーについて

 

①本年度の通期予想(当期利益)の推移

期初:5,260億円

1Q:5,250億円

2Q:4,370億円

 

2Qでの減少は、国土交通省によるトヨタへの嫌がらせが原因

 

②自社株買いについて

期間:令和6年11月1日~令和7年10月27日

4,500億円(または2.8億株(9.62%))

 

・11月の実績は約500億円

・11月のペースで行けば来年7月には終了

 

③自社株買いの効果について

発行済み株式数:約29.1億株

2.1億株買うとすると、上記は27億株

 

来年の純利益を5,000億円と想定すると

EPS:185円

現状の株価(2,100円)でEPSが185円なら

PER:11.35

自己資本は5.03兆円(2Q決算書より)なので

BPS:1,863円

PBR:1.13

上記のEPSとBPSより

ROE:10.07

 

この自社株買い以降は、ROEの観点から、投資対象として魅力の高い銘柄になる可能性があります。

 

IRBANKによると、PERとPBRの推移は以下の通りです。

 

 

コロナ期2020年、2021年を除くと

PBR:0.9~1.5

PER:13~20程度(上限は20とした)

 

先のEPS、BPSから株価を逆算すると

PER(13~20換算):2,405~3,700

PBR(0.9~1.5換算):1,677~2,795

 

株価が本格的に動くのは春以降かもしれませんが

仕込みました。16,200株。